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アーリークロス (Early Cross)
たもさん。
「アーリークロス」はゴールに直結する攻撃で重要な戦術のひとつです
サッカー用語集でおそらく最初に出てくる言葉が「アーリークロス」。「アーリー」は英語で「Early」、つまり「早いクロス」という意味。「早いタイミングで上げる」クロスボールこそが「アーリークロス」です。
サッカー中継などで「早い」と「速い」を混同していると思われる実況が見受けられます。あくまでも「アリー」はタイミングのことを指していて、ボールスピードのことではありません。
この攻撃はボールを奪った後、「相手の守備の陣形が整っていないときの攻撃」です。相手選手の身体の向きは攻撃方向に向いていたため、いわゆる背後を取られている状態になります。もちろん「アーリークロス」を的確な場所に蹴る選手の技術は必要ですが、ゴールを奪うチャンスは広がります。
「アーリークロス」のメリットとデメリット
メリット
- 相手の守備陣形が整っていない状況での攻撃なので、相手選手のマークがズレやすい。
そして味方選手はフリーになる可能性が高まります→決定的なチャンスになりやすい - 味方選手はゴール方向に一気に走れますが、相手の選手は後ろを向いて追走しなければならない状況になる→ボールに対するアプローチスピードが違う
- 相手の陣内に侵入する前、低い位置から上げるボールなので、もし相手選手にボールを当ててしまってもすぐに戻れます→相手のカウンター攻撃をされるリスクが低い
デメリット
- 自陣低い位置から上げるボールなので、味方選手までの距離は長くなります
→「アーリークロス」を蹴る選手の「キック精度」が必要条件 - ボールを受ける選手は、後方から来るボールに対応しなければなりません
→クロスに合わせる選手のテクニック、フィジカル、そして走力も重要 - 相手のボールを持たせる、もしくは持たれた状況からボールを奪ってからのカウンター攻撃になるので、常に攻め込められるリスクがあります
→1試合を通して行う戦い方ではないと思ってプレーしなければならない
「アーリークロス」を上手く蹴りたい!!
たもさん。
「那須大亮」さんのYouTubeチャンネルで、
「田中隼磨」さんがとても参考になる解説をしていました!
動画の内容をまとめてみると、下記の3つが重要なのかなと思いました。
「いつ? どこに? どういうボールを蹴るのか?」という大原則。クロスボールは中で待っている味方選手へのラストパスです。相手にとっては処理が難しく、味方にとってはシュートしやすいボールを蹴るというのがポイントですね。この動画を参考にしてどんどん練習しよう!!
✅(いつ?)相手選手の位置を確認して 自分がプレーしやすい位置にボールを持ち出す
✅(どこに?)狙う場所はゴールキーパーとディフェンスラインの間
✅(どういう?)ニアなのかファーなのか、浮かすのか転がすのか蹴り分ける
✅(どこに?)狙う場所はゴールキーパーとディフェンスラインの間
✅(どういう?)ニアなのかファーなのか、浮かすのか転がすのか蹴り分ける