【天皇杯ラウンド16】鳥栖vs甲府

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天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 ラウンド16

たもさん。
たもさん。

@JITリサイクルインクスタジアム

2022年7月13日水曜、山梨県甲府市にある「JITリサイクルインクスタジアム」で行われた「天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会」ラウンド16(4回戦)の「サガン鳥栖 vs.ヴァンフォーレ甲府」を現地観戦🏆

ヴァンフォーレ甲府」がホームの小瀬の地に迎えるはJ1の「サガン鳥栖」。ともにJ1で5シーズン、J2で10シーズン戦った両雄が天皇杯ベスト8をかけて激突。2017年シーズンのJ1での対戦以来となる対決になりました。

ぽつぽつと雨が落ちていて天候が危ぶまれていましたが、キックオフ時間の18時ごろには安定してくれました。「JITリサイクルインクスタジアム」は甲府盆地の真ん中に位置しているので、山間から抜けてくる雲の動きが間近で観察することが出来て、空が広く感じられる心地良いスタジアムです。

サガン鳥栖 vs. ヴァンフォーレ甲府

2022年7月13日(水)18:03KO
⚽サガン鳥栖 1-3 ヴァンフォーレ甲府

🗾JITリサイクルインクスタジアム
🎫1,820人
甲府:ブルーノ・パライバ(33分,37分)松本凪生(76分)
鳥栖:宮代大聖(75分)
出典:スカパー!サッカー

【甲府】先制点が重要な天皇杯

7月に入ってから連戦が続く「ヴァンフォーレ甲府」。中3日で試合が続く4戦目となった天皇杯でのサガン鳥栖戦。

天皇杯3回戦に勝利した後、J2で3連敗、そして前節のブラウブリッツ秋田で3試合ぶりの勝ち点3。過酷な試合日程ですが、ホームで戦えるというアドバンテージがありました。

前節、秋田とのリーグ戦から野澤陸以外の10人を入れ替えたスタメン。天皇杯3回戦のJ1のコンサドーレ札幌勝利の立役者である三平和司が負傷による欠場と厳しい状況でのメンバー選考でした。

そんな中、ブルーノ・パライバが前半に2ゴール。4月9日のJ2の大宮アルディージャとのリーグ戦で決めて以来となるゴールを決めてみせました。

33分、37分という連続ゴールという、誰もが想像していかなった試合展開に、鳥栖のサポはもちろん、甲府のサポもざわざわした前半となりました。

さすがに後半は鳥栖の反撃に合うだろうと見ていたのですが、甲府以上に過酷な日程での戦いを余儀なくされている影響なのか、鳥栖の選手たちはパフォーマンスが上がらない様子。

しかし75分に途中出場の鳥栖の宮代大聖に決められ、1点差とされてしまう甲府。しかしその1分後に松本凪生が、キーパー 朴一圭の位置を見極めたロングシュート。見事な放物線を描いたボールはゴールネットを揺らし、甲府の勝利を見事に手繰り寄せました。

試合終了、ピッチに倒れこむ両チームの選手たちの姿。ともに過密日程、そのわずかのコンディションの差、そして天皇杯を勝ち上がるのだという意志をもったチームが勝負の分かれ目となった試合でした。甲府は2019年に行われた第99回大会以来となるベスト8進出を決めたのでした。

【鳥栖】夏の過酷な連戦がゆえに

J1リーグ2連敗で天皇杯ラウンド16を迎える「サガン鳥栖」。前節の柏レイソル戦での敗戦から中2日での試合、しかもアウェイの地・ヴァンフォーレ甲府での一戦となりました。

鳥栖はチームに新型コロナウイルスの陽性者が多数出てしまった影響で、チームは7月6日まで活動停止となり、その日に予定されていたアウェイでの川崎フロンターレ戦が中止になっていました。

鳥栖のスタメンは3日前に行われた前節の柏レイソル戦から7選手を入れ替え。ヴァンフォーレ甲府が生んだ至宝こと、堀米勇輝はベンチから出番を待ちます。

中2日での平日の18時キックオフの天皇杯。「駅前不動産スタジアム」からおよそ「1000km」も離れた山梨県甲府市「JIT リサイクルインク スタジアム」での試合にも関わらず、ゴール裏にはサガン鳥栖のサポーターが勝利を信じて集結していました。

週末には中2日でリーグ戦(横浜FM戦)が控えており限られたメンバーで戦う試合でしたが、前半で2失点してしまったことにより、川井健太監督のゲームプランが狂ってしまったようです。

ハーフタイムで右サイドバックを楢原慶輝から原田亘、59分に西川潤と相良竜之介から宮代大聖と堀米勇輝に交代。すると75分に右サイドを駆け上がった原田のクロスボールから宮代がゴールを決めて、ようやく1点差に迫りました。

しかしその直後に甲府の松本凪生に鮮やかなロングシュートを決められ、ふたたび2点のビハインドを背負ってしまいます。

ハードワークが生命線となるサガン鳥栖ですが、このゴールがメンタル的にもフィジカル的にもダメージを追ってしまったようです。

何とか追いつこうとする気持ちはあるものの決定的な場面を作れずに、試合終了のホイッスルを聞くことになってしまいました。新型コロナウイルスの影響によるチームの活動停止、さらに過密日程での移動と試合、勝敗を分けたのはコンディションが大きく影響した試合だったな感じました。

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