【本田圭佑語録②】日本vsコスタリカ

目次

FIFAワールドカップ カタール 2022 × ABEMA

たもさん。
たもさん。

コスタリカ戦での本田圭佑の言葉まとめ🏆

日本代表は「FIFAワールドカップ カタール2022」見事決勝トーナメント進出を決めました。今大会はありがたいことに、ABEMA TVで全64試合の生中継と見逃し配信を無料で観戦可能です⚽

出典:ABEMA TV

「ABEMA FIFA ワールドカップ 2022 プロジェクト」の ゼネラルマネージャーに就任している「本田圭佑」さん。日本戦で独特の世界観で異彩を放っている解説をしています。FIFAワールドカップ、セリエAなどでの活躍はもちろん、いちサッカー選手という肩書を越えた人から見た日本代表の戦いについて、大いに語ってくれています。

開幕前、賛否両論が注目が集まった解説だったが、さすが世界の「本田圭佑」さんによる独特の解説は、視聴者の想像を超え、新たな「本田語録」を生み出しています。日本代表のグループステージ第2節のコスタリカ戦での解説をピックアップしてみました✅

グループステージ第2節 日本 vs コスタリカ

2022年11月27日(日)13:00KO
日本 0-1 コスタリカ
🌎アフメド ビン アリー スタジアム
🎫41,479人
解説:本田圭佑
実況:寺川俊平

本田圭佑さんによる解説2戦目となった「日本vs.コスタリカ」。試合前のピッチリポートから、この日の「本田圭佑語録」はキックオフ。寺川アナから「解説者として初陣を飾って、今日が2回目です」というコメントに対して、

「いやいや、ど素人なのでね。そもそも思ったことを言う以外出来ないので、今日もそのスタイルで行きたいと思います」

今日も「ホンダワールド」を期待させる前振り。「選手の読み方(さん付け)は変わらず行きますか?」という問いに対しては、

「(日本の選手は)変わらずですね。コスタリカの選手は背番号で呼ぼうと思っています」
「(コスタリカの選手を)僕が覚えてないというのがあります」

東京のスタジオにいる元日本代表監督の岡田武史さんから「本田さん。圭佑、解説、絶好調らしいじゃん」と言われると、

「いやいや、恐縮です。恐縮です。岡田さんにさん付けられるのが違和感あります」

と、かつて監督と選手という立場でワールドカップを戦った良き関係性を垣間見えました。さらに岡田さんから「圭介、本職なに?」と聞かれ、

「それ、答えが難しい、答えが難しい」

独特の空気感を持った二人の会話になりました。解説者デビュー戦となったドイツ戦での解説が、思わぬ高評価を得たという話題になり、

「ほんと、何で評価していただいているのかがよく分からなくて、ど素人の僕がただただ好きなようにしゃべっていたら評価してもらっているので、逆にここからはあまりハードルを上げないでいただきいなと思っています」

解説者としての高評価に恐縮している様子。さらにスタジオゲストの乾貴士から「まだブラボーに負けているみたいなので、もうちょっと頑張って」とエールを送られると、

「(笑)ブラボーやばいみたいね。誰も突っ込まないみたいだから、ちょっと貴士、突っ込んでおいて」

キックオフ直前のピッチリポートは、日本代表でともに戦った選手同士でとても和んだ雰囲気となりました。

【前半】日本 vs コスタリカ

勝てば決勝トーナメント進出が見えてくる試合となったコスタリカ戦。開始早々に左サイドの相馬勇紀、そして長友佑都が攻撃を仕掛ける

「いきなりイイっすね」
「戦力差はあるなと思いますね。行けるなと思います。(ボールを)持てると思います」

序盤から積極的に行く姿勢を見せている日本を評価して、

「これ、攻めれちゃうと、試合を黙って見ちゃいますね」
「しゃべることなく点を待つみたいな」

早い時間帯での日本のゴールを期待するような雰囲気に。そして右サイドバックに入ったワールドカップ初出場の山根視来に対しては、

「でも山根さんにそこまで期待するのは良くないと思いますね。良い意味でね。初のワールドカップで左(右)サイドバックで、どうしても勝たいけない場面でスタメン。のびのびプレーして欲しいです」

ワールドカップ初出場の山根に対して、温かく見守る言葉を投げかける。試合前に、ワールドカップ初出場の選手は「実力の半分出せれば良い」とも言っていたので、自身がその経験をしてきたのかなというのが感じられました。そして日本がボールを保持する時間が続く中、

「コスタリカはほんと中途半端なんで、つなごうぜみたいな雰囲気で準備したんじゃないかなと予想します。全然つなげないのにね、これラッキーですね」

まずは日本が先制点、それからというゲームプランを持っていたはずだったのだが、開始10分ごろからは、

「(相手の守備が)はまっているすよ。全然フリーじゃない、やっぱり個で打開するってことをしないと、ちょっと打開できなそうですね。もしくは中盤の数的優位を生かす」

なかなかチャンスシーンが生まれない日本の攻撃への不満を口にするようになる。そしてワールドカップ初出場となった相馬が名古屋グランパスに所属している話になり、

「僕もプレーしてたんですよ、名古屋で。相馬さん知っているかな?」

寺川アナも「おそらく絶対知っているはずです」と返答。そんな相馬のいる左サイドが攻撃の糸口を見るやいなや、

「ほら4番穴やぞ、今日は4番や!」
「じゃあ(アルゼンチン)にやられたときにいたんだ」

コスタリカの4番のフレールが狙いどころだと指摘。しかし前半16分に長友から相馬へのパスがずれる場面では、

「佑都のパスが雑や。いまの雑、サッカー業界的には雑」

狙いところとは言え、正確なプレーで崩せない長友にちょっとイラつく。つづく前半21分からの一連の鎌田のプレーに対して、

「うわ、鎌田さん、結構 消極的じゃないですか?もっとやりたいようにやったら良いのに」
「ちょっとね、鎌田さん、もうめちゃ僕気になります、パフォーマンス。感覚的に良くないかもしれないですね、本人的にも」

と、鎌田のプレーを不安視するコメントを。なかなかコスタリカの守備を崩せないでいると、

「どうするか?これは森保さん悩むぞ」

森保監督の心の叫びを独特の言い回しを。さらに前半29分には、

「今回の戦術はドイツ戦とは打って変わって、すごくセンスのいる、引いた相手を崩す戦術なんで、まぁ甘くないですよね。かなり細かいす。戦術のニュアンスが、前みたいに5バックにしたら良いとか、ズーレのところで仕掛けろといったシンプルな話じゃないんで」

5バックで守備ブロックをしくコスタリカを崩すのは簡単じゃないと解説する

「いやー、うざいっすね、戦い方が」
「全然アグレッシブに、とにかくプランは0対0は最低維持するというか」
「90分で勝てば良いと思っているんすよね」

この試合初となる「うざい」が出ました。今回は選手ではなく、コスタリカのチーム全体の戦い方を「うざい」と表現。それくらい攻める糸口が見えない時間帯が続きました。
前半32分に右サイドでボールを奪われそうになった山根のプレーに対しては、

「負けたくないんですよね。山根さんには申し訳ないっすけど、ここファール危なかったです。ここファールじゃない可能性がありましたから」

国際映像で流れるスロー映像でを見ながら、

「ほら、こいつビックリしてる。こいつの顏見てください。全然ファールちゃうやん言うて」

ファールを取ってもらえて助かった場面。なかなか仕掛けるシーンが少ない中、吉田麻也からの縦パスが鎌田に通ると、

「だいぶボールが雑いんですけど、ああいう感じで積極的に麻也が入れて行くべきです。あんな(雑な)ボールを収めてしまうくらい、やっぱり上手いんで鎌田さん」

吉田のラフなボールでも正確に受けて、次のプレーをする鎌田を評価。
さらに左サイドで激しく上下動を繰り返す相馬については、

「相馬さんがやっている、あのスプリント。この暑さやったらキツイんすよ。もうパス出てこないと次からやりたくなくなるんですよ。一回くらい出してあげて欲しいですね」

選手目線での的確な解説。そして日本の攻撃が停滞していると、ついにコスタリカ側からの話になり、

「コスタリカの監督やったら、オレ結構攻めれる気するけどな(笑)」

前半終了を前に攻撃の形にすらならない日本に対して、エールを送ることとなりました。思わぬ苦戦を強いられた前半を振り返るコメントは、

「なんか変化が必要ですね」

【後半】日本 vs コスタリカ

前半をスコアレスで終えた試合。後半キックオフを前にして、

「ちょっと僕、個人的にめっちゃイライラしているんですけど」

前半の戦いについて不満をしっかりとぶちまける

「支配することを選んだわけじゃないですか。もっと工夫が必要なのは分かっているはずなのに、まだそのチャレンジをしてないなという印象が強い」

そんな中、後半3分に守田がアウトサイドでの縦パスを出したシーンでは、

「守田さんのパス、アウトですよ。右のアウトです。まあ、おしゃれという話です」

守田のプレーに少しソフトな語り口になる。そして後半5分、遠藤にシュートチャンスが訪れるも相手選手にブロックされてしまう

「航には申し訳ないけど、航じゃなかったらなみたいなミドルシュートのシーンがあるんですよね。航も上手いんですけど、でも、でも航より上手い、最後のところ上手い選手がいるんで…」
「航が多いですね、今日。アイツどこでもおるな」

遠藤のシュートが決まらないという話にとどまらず、そこ場所にいる遠藤をしっかりと評価。そして後半18分に得た日本のフリーキックの場面では、

「堂安さん、前の試合、点とっているんでね。たぶんオレ行くって言っているでしょうね。大体そういう、その流れで決めるんで」
「でもこの会話やったら、会話で決める感じなんでしょうね。決めてないわ、まだ。たぶんギリギリで決めるじゃないですか」

2010年の南アフリカ大会で、本田さんと遠藤保仁がフリーキックをどっちが蹴るという場面を思い返したのか、ピッチ上で繰り広げている選手たちの状況が手に取るように分かる話をする。
そして後半途中から入った三苫薫の冷静なプレーを見ると、

「三苫さんはね。淡々とその一瞬、一回のチャンスを伺っている感じで、全然慌ててない」

と語りながらも、三苫を生かさないといけない選手たちへの指示をする

「そのおぜん立てを中盤の連中がしないとダメなんですよ」

後半25分、伊東純也のドリブル突破をファールで止められる場面では、

「PKやろ!いやー、PKちゃう?これレッドやろ、レッドやろ、レッドやろ!」

本田さんは声高に叫ぶが、PKとはならず。そして後半36分…失点直前にボソッとつぶやく

「ただちょっとね、この時間帯が…」

と本田さんが言った直後に日本が先制ゴールを決められてしまう

「この時間帯、ちょっと来てたんですよね。前から」

しかし失点直後には、

「とりあえず切り替えろ」
「画面映ってないですけど、選手あまりしゃべりあってないんですよね」「もっとこのとき、全然OKという感じで、お互い顔を合わせないとダメです」

すかさずエールを送りながらも、失点シーンのスロー映像が出ると、

「いやー、権ちゃん取れたな。たぶん取りに行ったんじゃないかな。無理かー、ちょっとキツイか」「両手でいかんかったら行けたのかな?わかんないです。僕もキーパー専門じゃないんで」

専門外のキーパーのプレーに対して気遣いながらも1点ビハインドとなった日本に対しては、

「難しいですよ。でも全員がパッションを見せていかないと。一個一個のプレーをちょっとリスクを負うみたいな。良い意味で余計なことをやるみたいなのをひとりひとりが見せないといけない」
「それって思いっきりモチベーション、パッション出していかないと出来ないプレーなんです」

何とか打開策を見出したい日本なのだが、板倉滉の持ち出しに対してプレスをかけるコスタリカの選手を、

「うざいねん、この9番の守備がね。めっちゃ走るでしょ」
「いやー、うざい、この9番のプレスがうざいですよ。全然ね、ほっておいて欲しいんですよ。板倉さん前に持って行ってるの」

と、コスタリカの選手として初めて「うざい」と表現。その9番の選手はジェウィソン・ベネットでした。コスタリカのスアレス監督の指示で、前線からの守備をしっかりとこなしている19才の選手に手厳しい言葉を投げかける。
そして後半43分、日本に訪れたこの試合最大の決定機もナバスに止められてしまう

「あー、今のシュート打ったん誰?!」
「三苫さん、凄い、センタリング上げると思ったら、あそこまでえぐった」

寺川アナの「鎌田のシュートでした」というコメントに、

「鎌田さんかー、置きにいったよね。分かる、これ難しいしいもんね」
「ナバス、ナバス来る?ここで」

鎌田のシュート、そしてナバスのスーパーセーブ。スロー映像での鎌田の残念な顏が映し出されると、

「でも仕方ない、鎌田さん、どんまいどんまい」

後輩を気遣う言葉を忘れない本田さん。そして後半アディショナルタイム、自陣深い位置から遠藤が持ち出し、左サイドに広大なスペースが生まれたシーンでは、

「航、左来いって!いやー」
「航、左に来なかったでしょ。右利きの選手はやっぱり右に行く傾向がある」
「僕も右に行けば良いとよく言われるんですけど、左にばかり行っちゃたりとか」

ここでも遠藤の選択したプレーを気遣う解説を。そしてすっかり本田さんの推し選手となった三苫に対しては、

「三苫さん、めっちゃイイ選手ですね。これ凄い。本当に面白いくらい行けるもんね。これくらいの相手やったら止められない」

そして試合終了間際、日本に与えられたフリーキックの場面で、キーパー権田を含めた総攻撃を仕掛けない日本に対しては、

「権ちゃん、行かない、早い?権ちゃん、行け!行ってええよ。行けって」

権田が前線に行かない(行かせない)プレーに疑問を投げかけながら「0対1」で試合終了となる

「もう切り替えるしかないですね。切り替えましょう。さっさと今日の試合はもう。まったく次は違う試合になるんで」
「いいんじゃないですか、もう一回ドイツ戦のことを同じなことをやれば行けるんで、スペイン戦に向けて準備切り替えて」

しっかりと次のスペイン戦に向けた話を

「ポジティブに考えるしかないですよね。もともとドイツに負けてと思ってて、その後2勝すれば行けると思っていましたから。もともと予定通りの勝ち点3だとしたら、次勝ちに行く」

そして本田流のポジティブな言葉はつづく

「スペインは僕最初からチャンスあると思ってたんで、全然ふたを開けてみると確かにコスタリカには7点取りましたけど、ハメに行けば日本にはチャンスあると思います。でも辛い、この負けは。選手として、監督として、ファンとして受け入れ難い」

敗戦直後、悔しさを前面に出した森保監督と吉田麻也のインタビューを受けて、

「下馬評では予選(グループステージ)敗退だったんで、この状況を勝手に僕らが期待して、勝手にがっかりしているだけなんで。分かっていたよ、もともとこうだったよねというラインにもう1回落ち着かせて、まず今夜、この後、スペインを応援します。それはドイツに申し訳ない。スペインに勝って欲しい」

コスタリカ戦のあとに行われる「スペインvs.ドイツ」の試合の動向にもふれ、この日の解説は終わりを迎えました。
しかしこの試合は「1対1」の引き分けとなり、スペインが勝ち点「4」、ドイツが「1」という状況で第3節を迎えることとなりました。

そして「本田圭佑語録」は、運命のスペイン戦へとつづきます

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