オリンピックは初戦が大事です
ついに東京五輪のU-24代表メンバーが発表!!
日本サッカー協会は、2021年6月22日、今夏開催予定の「東京オリンピック」に出場する「U-24日本代表」のメンバー「18人」を発表しました。グループステージで、7月22日に東京スタジアム(味の素スタジアム)で「南アフリカ」と、7月25日に埼玉スタジアムで「メキシコ」と、7月28日に横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で「フランス」と対戦します⚽⚽⚽
真夏の東京、そして「18人」で挑む戦いは、初戦がすべてといっても過言ではありません。大会初戦の「南アフリカ」戦こそ、「絶対に負けられない戦い」です🔥
- 1936年 ベルリン大会
日本 (3ー2) スウェーデン → 準々決勝敗退
※参加国16ヶ国によるノックアウト方式のトーナメント - 1956年 メルボルン大会
日本 (0ー2) オーストラリア → 1回戦敗退
※当初は参加国16ヶ国による試合の予定だったが、中国、ハンガリー、南ベトナム、トルコ、エジプトが棄権したため11チームでの変則的なトーナメント - 1964年 東京大会
日本 (3ー2) アルゼンチン → グループリーグ突破 →準々決勝敗退 - 1968年 メキシコ大会
日本 (3ー1) ナイジェリア → グループリーグ突破 → 3位(銅メダル) - 1996年 アトランタ大会
日本 (1ー0) ブラジル → グループリーグ敗退 - 2000年 シドニー大会
日本 (2ー1) 南アフリカ → グループリーグ突破 → 準々決勝敗退 - 2004年 アテネ大会
日本 (3ー4) パラグアイ → グループリーグ敗退 - 2008年 北京大会
日本 (0ー1) アメリカ → グループリーグ敗退(最下位) - 2012年 ロンドン大会
日本 (1ー0) スペイン → グループリーグ突破 → ベスト4 - 2016年 リオデジャネイロ大会
日本 (4ー5) ナイジェリア → グループリーグ敗退 - 2021年 東京大会
日本 vs. 南アフリカ → ???
2021年07月22日 20:00キックオフ@東京スタジアム
日本代表が大会初戦に勝利したのが、出場10大会中、6回あります。その6回のうち、グループリーグを突破したのが4回。うち2回はメダルが獲得できる準決勝まで勝ち上がっています🏅そもそも日本代表が初戦に負けた大会では、グループリーグを突破していません。メダル獲得を目指すならば、初戦こそ「絶対に負けられない戦い」なのです🔥
私なりに「南アフリカ」戦の予想スタメンを考えました。前線はハイプレスに期待して「前田大然」を起用。スプリント力が落ちてきたところに「上田綺世」を投入して相手を混乱させます。オーバーエイジ枠の「吉田麻也」「酒井宏樹」「遠藤航」+「冨安健洋」は最強過ぎます。高速カウンターを食らう以外では失点しないと思います。
失点の心配はほぼ無いので、1ゴールでも決めれば絶対に勝てます。グループリーグは僅差の勝負になるかもしれませんが、それでチームはさらに強くなるはずです。めちゃくちゃ楽しみな試合をみんなで応援しましょう!!
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GK
大迫敬介(21才 広島)
谷晃生(20才 湘南) -
DF
吉田麻也(32才 サンプドリア) ※OA枠
酒井宏樹(31才 浦和) ※OA枠
板倉滉(24才 フローニンゲン)
中山雄太(24才 ズウォレ)
旗手怜央(23才 川崎F)
冨安健洋(22才 ボローニャ)
橋岡大樹(22才 シントトロイデン) -
MF
遠藤航(28才 シュツットガルト) ※OA枠
相馬勇紀(24才 名古屋)
三好康児(24才 アントワープ)
三笘薫(24才 川崎F)
堂安律(23才 ビーレフェルト)
田中碧(22才 川崎F)
久保建英(20才 ヘタフェ) -
FW
前田大然(23才 横浜)
上田綺世(22才 鹿島) - バックアップメンバー
鈴木彩艶(18才 浦和)
町田浩樹(23才 鹿島)
瀬古歩夢(21才 C大阪)
林大地(24才 鳥栖)
これまでのオリンピックで本大会の出場が叶わなかった選手たちをまとめます。しかし、そもそも論として、「FIFAワールドカップ」や「EURO」などでは「23人」枠なのに、「オリンピック」のサッカー競技では「18人」枠なんだろう???
この謎、実は何処にも明確な回答が見当たらないんですよね。それよりも何で「23才以下」なんだろうっていう疑問も出てきますよね。(今大会1年延期による特例で「24才以下」ですが)
「FIFA(国際サッカー連盟)」と「IOC(国際オリンピック連盟)」によるプロかアマチュアかの論争の末の妥協案により、1992年の「バルセロナ五輪」から「23才以下」、1996年の「アトランタ五輪」より「オーバーエイジ枠(3人)」が認めらました。
オリンピックのサッカー競技では、決勝にまで勝ち残った場合、グループリーグで3試合、決勝トーナメントで3試合を短期間で合計6試合を戦います。この大会での登録選手は「18人」なので、かなりの負担になります。メンバー選考も複数のポジションをこなすことができるユーティリティな選手が選ばれる傾向にあります。
現在開催中の「EURO 2020」では、「新型コロナウイルスの陽性判定とその後の検疫措置により利用可能な選手不足に直面するチームのリスクを軽減するため」と、UEFAは登録枠の増加させています。灼熱の東京で開催されるオリンピックですし、登録選手枠を増やしても良いと思いますけどね😟
選ばれなかった有望な選手たち
2021年夏に開催予定の「東京オリンピック」に出場する「U-24日本代表」。7大会連続11回目出場。そして自国開催となる本大会では、メダルの獲得が大いに期待されています🥇🥈🥉
長いオリンピックの歴史の中で、惜しくも本大会のメンバー外となった選手たちをまとめると、豪華な顔ぶれで驚かされます。ここでの悔しい経験を経て、次なるステップ、ステージを目指して戦える選手だからこそ、その後の日本代表としての活躍、Jリーグや海外サッカーでの成功に繋がるのかもしてません🔥⚽🔥
- 2021年 東京大会 ※田川亨介・林大地・遠藤渓太・食野亮太郎・町田浩樹・瀬古歩夢・古賀太陽・菅原由勢・沖悠哉・鈴木彩艶
- 2016年 リオデジャネイロ大会 ※鈴木武蔵・オナイウ阿道・伊東純也・鎌田大地・野津田岳人・橋本拳人・冨安健洋
- 2012年 ロンドン大会 ※大迫勇也・原口元気・宮市亮・金崎夢生
- 2008年 北京大会 ※興梠慎三・平山相太・ハーフナー マイク・柏木陽介・梅崎司・水野晃樹・青山敏弘・増田誓志・家長昭博・髙萩洋次郎・千葉和彦・山本脩斗・槙野智章・青山直晃・伊野波雅彦
- 2004年 アテネ大会 ※鈴木啓太・前田遼一・坂田大輔・青木剛・近藤直也・田中隼磨・山瀬功治
- 2000年 シドニー大会 ※遠藤保仁・小笠原満男・小野伸二
- 1996年 アトランタ大会 ※小倉隆史・柳沢敦
アテネ五輪 まさかのキャプテン落選
衝撃度MAXは「アテネ五輪」代表での「鈴木啓太」の落選です😭
山本昌邦監督の「アテネ経由ドイツ行き」という言葉の下、まずは「アテネ五輪」そして「FIFAワールドカップ ドイツ大会」出場という夢と希望を持ってともに戦った若き日本代表。
アジア最終予選でキャプテンを務めた「鈴木啓太」は、アテネへの切符を獲得したが、自身はメンバーから外されてしまいました。彼は出場を決めた試合後のインタビューで「また次を期待して欲しいです」「自分自身も競争に勝てるように、そういった競争の中で良いチームが作れいければ良いなと思っています」というしっかりとアテネでの戦いを見据えたコメントを残しています。こんな素晴らしいキャプテンを外すなんて…残酷な人事です😭
本大会での山本昌邦監督の考えは、オーバーエイジ枠の「小野伸二」をトップ下に配置した布陣を構想していたようで、守備に強さがある「鈴木啓太」を外したのかな思います。しかしこの構想は「高原直泰」がエコノミークラス症候群の再発により選出を見送ることになり、すべての歯車が狂ってしまったようです⏲
若き日本代表の中、「小野伸二」ひとりに重い責任がかかることになってしまったアテネでの本大会。初戦は「パラグアイ」に3-4で敗れると、第2戦は「イタリア」にも敗戦、第3戦は「ガーナ」に勝利しましたが、グループリーグ突破とはなりませんでした😢
「アジア最終予選」のUAE戦と「アテネ大会」の大会初戦 パラグアイ戦のスタメン
オリンピックでの出場選手登録「18名」でなく「23名」ならこんな悲劇的なことが起きなかったとは思いますが、やはり最終予選を戦ったキャプテン「鈴木啓太」をアテネに連れて行って欲しかったです😢少なくとも大舞台での初戦でもう少し落ち着いて試合に臨めていれば、開始直後に「那須大亮」のミスから失点をするような事態はなかったのでは…と今でも思ってしまいます⚽
「那須大亮」さんは、自身のYouTubeチャンネルでこの貴重な経験を語っていました。こういうの泣ける…『「挑戦に失敗はない」アテネ五輪で犯した致命的なミスを乗り越えた先に見えた人生観』👏