得票数3位の岩田智輝がMVP?

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2022 J.league MVP

たもさん。
たもさん。

今年もMVPが🏆

2022年11月7日に行われた「2022 明治安田生命 Jリーグ AWARDS」🏆

爆発的に活躍した選手が不在だった中、3シーズンぶり5回目の優勝した「横浜F・マリノス」、もしくは驚異的な追い上げを見せて最終節まで優勝を争った「川崎フロンターレ」、この2チームの優秀選手からMVPが選出されると予想されていました。

J1全18クラブの監督と、17試合以上出場した選手の投票により選ばれた優秀選手30名の中から、ベストイレブンと最優秀選手賞が選考委員会によって決定します。

その投票結果の詳細が発表されましたが、MVPとなった「岩田智輝」は152票を獲得なのですが、何とこの得票数は3位。最多得票は218票で川崎フロンターレの「谷口彰悟」。2位は1票差の217票で川崎フロンターレの「家長昭博」でした。

何故、得票数3位の選手がMVPに?!

「2022Jリーグ表彰概要について」の中に、「最優秀選手賞は「ベストイレブン」の投票結果を参考に、選考委員会にて投票により決定する。」とあります。投票により決定するはずが、得票数が3位の選手がMVPに選出されたのはどういうことなのだろう?

とにもかくにも今シーズンの「岩田智輝」のパフォーマンスは凄まじく、まさにMVP級の活躍を見せました。そんな彼の歩みをまとめてみました📝

出典:Jリーグ公式ホームページ

2022シーズンの岩田智輝

今シーズンの「岩田智輝」は、J1リーグでは32試合出場で2ゴール。センターバック、ボランチ、サイドバックとさまざまなポジションで起用され、「ケヴィン マスカット監督」から全幅の信頼を得ていました。そして「横浜F・マリノス」の3シーズンぶり5度目となるJ1優勝に大きく貢献しました。

強靭なフィジカルを生かした対人プレーの強さ、豊富な運動量、ビルドアップ、タイミングの良い攻撃参加などで、攻守に渡って縦横無尽の活躍ぶり。ディフェンダー登録の選手としては、2006年の「田中マルクス闘莉王(当時 浦和レッズ)」以来、16シーズンぶり4人目の年間MVPの受賞となりました。

受賞スピーチで「僕はプロキャリアをJ3リーグからスタートさせました。そんな僕がまさか年間MVPを受賞し、リーグ優勝するとは思っていませんでしたし、今でも夢のようです」と語り、プロキャリアスタートがJ3でも活躍次第で、JリーグのMVPが受賞出来るという希望の光ともなりました。

岩田選手のようにポリバレントにプレー出来る選手、これからのサッカーに必要な能力なのではないでしょうか。ただ残念なのが、彼が「FIFAワールドカップ2022 カタール」の日本代表メンバーでないことです。不測の事態が起きたとき、チームを陰で支える貴重な戦力です。森保監督、是非とも追加招集を!!

岩田智輝(Tomoki Iwata)
生年月日:1997年4月7日(25才)
出身地:大分県宇佐市
Jリーグ初出場:2016年3月13日
Jリーグ初得点:2016年11月20日
日本代表出場:4試合
四日市南SSC→大分トリニータU-15宇佐→大分トリニータU-18→大分トリニータ
出典:DAZN Japan

岩田智輝 ヒストリー

大分トリニータ(2000-2020)

2016年に当時J3だった「大分トリニータ」でトップチーム昇格。「大分トリニータU-15宇佐」出身選手としては初となるトップチーム昇格者でした。片野坂知宏監督の下、開幕節の「AC長野パルセイロ」戦でJ3デビューを飾る。右サイドバックとして起用され、試合は無失点での開幕戦勝利。

2016年はJ3で23試合に先発出場。最終節の「ガイナーレ鳥取」戦でプロ初ゴールを決め、「大分トリニータ」のJ3優勝、そして1シーズンでのJ2復帰に貢献しました。

チームがJ2に昇格した2017年の開幕戦は、「アビスパ福岡」との試合にスタメン出場(1-2で勝利)。ちなみに日本代表、そしてアーセナル所属の「冨安健洋」も同じピッチに立っていました。

岩田選手は第10節の「京都サンガF.C.」戦で、前半終了時点での途中交代、それ以降はリーグ戦でのスタメン出場がなく、2017年は12試合出場0得点でシーズンを終えました。

2018年は6月6日に行われた「第98回天皇杯」2回戦の「レノファ山口」戦で、公式戦2年ぶりとなるゴールを決めました。J2第25節の「愛媛FC」戦に先発出場して以降は、全試合でスタメン出場。J2で2位となった「大分トリニータ」はJ1昇格を果たしました。

チームの昇格とともに、ステップアップを続ける岩田選手。ついにJ1でのデビュー戦を迎えます。2019年2月23日 カシマサッカースタジアムでの「鹿島アントラーズ」戦。3バックの一角としてスタメン出場をして、2006年以来となるアウェイでの鹿島戦勝利に貢献しました。

第7節、ホームでの「ベガルタ仙台」戦でJ1初ゴール。2019年は27試合出場で自己最多となる4ゴールを決めました。そしてビッグクラブからのオファーが舞い込むのでした。

横浜F・マリノス(2022-)

2021年「横浜F・マリノス」に完全移籍で加入。「ポステコグルー監督」(現セルティック監督)の下、シーズン開幕当初はサイドバックとして起用されていたが、シーズン途中からはボランチやセンターバックとしても起用されポリバレントぶりを発揮。リーグ戦で34試合に出場しました。

2022年は、前年途中から指揮をとった「ケヴィン・マスカット監督」が指揮を執る中、引き続きボランチ、サイドバック、センターバックと様々なポジションをこなし、フィールドプレイヤーではチーム最多の出場時間(2715分)。リーグ最少の失点数の守備陣を陰で支えリーグ優勝に大きく貢献しました。

2022シーズン出場記録
出場:32試合/0試合(ルヴァンカップ)/1試合(天皇杯)
得点:2ゴール/0ゴール(ルヴァンカップ)/0ゴール(天皇杯)

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