【天皇杯1回戦】桐蔭大vs立正大

天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 １回戦

さぁ、今年もやってまいりました。待ちに待った「天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会」開幕です🏆今大会は「FIFAワールドカップ カタール」が2022年11月と12月に開催することによる影響で、5月21日22日に１回戦、決勝戦は10月16日に行われます。元日決勝、国立競技場ではないのは少し残念は感じがしますが、とにもかくにも日本一のサッカークラブを目指す戦いが始まりました!!

2022年5月22日「レモンガススタジアム平塚」で行われた１回戦の「神奈川県代表・横浜桐蔭大学」対「東京都代表・立正大学」を現地観戦⚽

「横浜桐蔭大学」は、神奈川県大会予選でＪ３の「Y.S.C.C.横浜」と「SC相模原」に勝利して本選に出場。対する関東大学リーグ２部「立正大学」は、東京都予選で関東リーグ１部の「東京ユナイテッドFC」と「国士舘大学」を破り創部以来となる天皇杯本選に初出場となりました。

この日、会場となったレモスタは、湘南ベルマーレ主催の試合とは異なり、いつもの休日の運動公園の雰囲気でした。隣にある平塚球場では高校野球？が行われていたようで、鳴り物などで盛り上がっている様子でしたが、レモスタは静かなものでした。有料観客数「466人」って(笑)

しかしメインスタンド側に行くと両大学のテントが設置されており、天皇杯というよりも大学のリーグ戦といった感じ。立正大学の学生が緑に彩られたタオルマフラー（500円）を販売していました。

横浜桐蔭大学 vs. 立正大学

日曜の昼下がりの午後1時にキックオフ。神奈川県代表の「横浜桐蔭大学」は、Ｊ３チームを撃破して本選出場を決めただけチームだけあって、ボール支配率で「立正大学」を７対３くらいで圧倒していました。

まず目に付いたのは桐蔭横浜大の背番号１０を背負う「水野楓太」(常葉大橘高)。2023年にヴァンフォーレ甲府に加入が内定している彼のドリブルは、三苫薫を彷彿させるほどのドリブル、切り返し、そしてシュートと彼の魅力がつまったプレーを披露。これからが楽しみな選手です。

前半は横浜桐蔭大が優位に進めましたが「０－０」で後半へ。何とか流れを変えたい立正大学は、後半頭から２トップを交代。冬至直人と竹村俊二に代えて、多田圭佑と新井成志郎を投入します。しかし流れは変わらず、横浜桐蔭大が押し込む展開が続きます。

後半開始早々の47分、横浜桐蔭大学のキャプテン「中野就斗」(桐生一高)の入れたボールを水野颯太が頭で角度を変えたのが、惜しくもポストに弾かれます。しかしこの流れでつかんだチャンスから笠井佳祐が入れたクロスボールに「山田新」(川崎U-18)がヘディングでの先制ゴール。桐蔭大の「シン・ヤマダ」、高い打点でキレイに頭で合わせて「１－０」としました。

先制点を許してしまった立正大学。66分に来季から名古屋グランパスへの加入が内定している「榊原杏太」(名古屋U-18)をピッチへ送り出します。榊原にボールを収まると可能性が広がる展開となりますが、同点ゴールは決まらずに時間が経過していきました。ケガの影響で今週からチーム練習に参加したばかりで本調子ではなかったようです。残念でなりません。

その後も横浜桐蔭大の攻撃を受け続ける展開となりますが、立正大学のキーパー「杉本光希」(磐田U-18)が好セーブを連発。水野楓太の強烈なシュートもゴールを守り、最小失点で踏みとどまります。

試合を決める２点目が欲しい横浜桐蔭大は79分、前線の２人「寺沼星文」(FCトリプレッタユース)と白輪地敬大が交代出場。八城修監督の狙い通り、カウンターから一気にゴール前での決定機を迎えますが、これを寺沼星文が決められません。しかしわずか10分程度の出場でシュート４本という存在感を示しました。

終始試合を支配した横浜桐蔭大が立正大学を「１－０」で破り、２回戦進出を決めました。

【２回戦】コンサドーレ札幌 vs. 横浜桐蔭大学

「横浜桐蔭大学」と「立正大学」、大学生とは言え、さすが天皇杯１回戦に出場するチームでした。所属している選手のタレント力、プレーの質、戦術など、しっかりと構築しているように思えました。

１回戦の他試合でも大学チームは結果を残し「札幌大学」「関西大学」「富士大学」「新潟医療福祉大学」「同志社大学」「筑波大学」「周南公立大学」と合計８チームが２回戦に進出しています。

そして「横浜桐蔭大学」の２回戦の相手は、Ｊ１の「北海道コンサドーレ札幌」です。コンサドーレの聖地・厚別の乗り込んででどんな戦いを見せてくれるか、今から楽しみです🥰