開幕当初は「背番号変動制」だったんです!
Jリーグ開幕時の93年選手名鑑に各選手の背番号が書かれていません!
1993年から1996年までの3シーズンは、ポジションごとの役割が理解しやすいようにと、試合ごとにスタメンした選手がポジションに応じて「1から11」、控え選手が「12から16」をつけるという「変動背番号制」でした。
1965年(昭和40年)に誕生した「日本サッカーリーグ」では「固定背番号制」で、Jリーグが開幕するにあたり、1993年から「変動背番号制」に変更されました。しかし5シーズン目の1997年からは、選手の認知度を高めることをなどを目的として「固定背番号制」に再び変更に。
さらにそれまでは、欠番が認められてなかったのですが、「固定背番号制」への変更にともない、サポーターとしての欠番(12番など)や移籍選手の背番号の空き番号の措置に対して、各クラブの希望もあり、2004年に原則として連番でなくても良いと改正されました。
この改正により、選手個人としての永久欠番が認められるようにもなりました。ちなみに「0」はつけれらず、「1」はゴールキーパーと決められています。
ファンやサポーターとしては、お気に入りの選手のユニフォームやグッズを購入するにあたり、選手の背番号が固定されている方が、愛着がより強くなるのではと思いました。
ラモス瑠偉の背番号が10番じゃなかった?!
「ヴェルディ川崎」の「10番」と言えば、「ラモス瑠偉」というイメージを持っている人が多いと思いますが、97年シーズンのⅤ川崎の「10番」は、何と「ラモス瑠偉」ではありませんでした。
「和製フリット」のニックネームで知られた天才プレイヤーこと「石塚啓次」でした。その風貌とビッグマウスぶりで、プレーとは別の意味でも注目された選手でした。独特なリズム、そしてスピーディーなドリブルやパスというプレーに加え、破天荒な風貌と生き方が注目を浴びていました。
その生きざまは健在で、彼は現在 バルセロナでうどん屋「Yoi Yoi Gion 宵宵祇園」を経営しているという。さすが黄金時代のヴェルディのメンバーです。
石塚啓次(Keiji ISHIZUKA)
誕生日:1974年8月26日生
出身地:京都府
最終所属チーム:名古屋グランパス(2003年引退)
背番号:10(1997年シーズン)
前所属チーム:京都府立山城高校→ヴェルディ川崎→コンサドーレ札幌→ヴェルディ川崎(東京ヴェルディ1969)→川崎フロンターレ
J1出場:106試合・15得点
リーグカップ:18試合・2得点
J2出場:0試合・0得点
J3出場:0試合・0得点
開幕当初 2番から11番をつけた選手がいた!
Jリーグ4シーズン目となる1996年、何とゴールキーパーの1番以外で「2番から11番」で試合に出場した選手がいました!!ガンバ大阪の「今藤幸治」です。
ガンバ大阪の創成期、主に右サイドバックとして活躍。細身の体から繰り出される鋭いクロス、卓越したスピード、豊富な運動量が武器でした。またユーティリティ性も兼ね備え、ボランチなどでの起用されることもあったため、フィールドプレーヤーのすべての背番号を付けることが出来た唯一無二の選手だったようです。
今藤幸治(Koji KONDO)
誕生日:1972年4月28日生
出身地:愛知県刈谷市
最終所属チーム:ガンバ大阪(1998年途中退団)
背番号:8(1997年シーズンより)
前所属チーム:静岡学園高校→松下電器産業サッカー部
J1出場:133試合・4得点
リーグカップ:23試合・0得点
J2出場:0試合・0得点
J3出場:0試合・0得点
背番号規定が変更になってました!!
2021年シーズンより名前と背番号のフォントが統一されていました!
2020年9月15日、Jリーグより「Jリーグオフィシャルネーム&ナンバー導入について ~2021シーズンから全クラブの選手番号・選手名の書体統一を決定~」と下記のプレスリリースが出てました。
Jリーグでは、Jリーグ公式試合に出場する選手が着用するユニフォームに表示する「選手番号および選手名」の書体デザインを全クラブで統一し、2021シーズンから「Jリーグオフィシャルネーム&ナンバー」として導入することを決定いたしました。
採用する書体は、北欧で最大級のブランディングエージェンシーであるKontrapunkt(コントラプンクト)社による、視認性に配慮したユニバーサルデザインを取り入れたJリーグオリジナルのデザインとなります。詳しくは「Jリーグ公式サイト」でご確認ください。
個人的には、マンチェスターシティ所属の「デ・ブライネの17」と「ジンチェンコの11」。外見も同じ感じで髪の色も酷似してます。しかも二人とも左サイドでのプレーが多く、互いにパス交換を多くします。しかも「17」と「11」の書体が似てしてますので、実況者泣かせのユニフォームを着た二人の選手。
見極めるポイントとしては、デ・ブライネの方がちょっと体格が大きいく、プレーエリアが左サイドだけでなく、広いのが特徴です。