【川崎vs浦和】シン・フロンターレ

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ウェンズデーナイトJリーグ

たもさん。
たもさん。

Jリーグ観戦記@等々力

「アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)」に参戦する両チームは変則日程。水曜夜の等々力陸上競技場で「川崎フロンターレ」と「浦和レッズ」によるビッグゲームが行われました。浦和が川崎に勝利した2月12日開催の「FUJIFILM SUPER CUP」の再戦ともなりました🏆

ホームの「川崎フロンターレ」は、過密日程、ケガなどでメンバー選考に苦慮しているようだが、開幕4試合を戦って「2勝1分け」とさすがのチャンピオンチーム。対するアウェイの「浦和レッズ」は、開幕前のスーパーカップで川崎に勝利したものの、開幕から3試合「1分け2敗」と勝利なく厳しい戦いを強いられています📝

川崎フロンターレ vs. 浦和レッズ

2022年3月2日(水)19:03KO
⚽川崎フロンターレ 2-1 浦和レッズ
🗾等々力陸上競技場
🎫14,696人
川崎:家長昭博(62分)山根視来(64分)
浦和:岩波拓也(33分)
出典:DAZN Japan

【川崎】さすが王者と唸らせる強さ

川崎フロンターレ」は、前節の鹿島戦でゴールを決めた知念慶と佐々木旭がコンディション不良でメンバー外。そして前半早々に左サイドバックの登里享平が負傷交代になるという不安な試合展開に。登里に代わって入った塚川孝輝は自身が経験したこととないポジションを埋めることになりました。

そんな状況の中、33分 フリーキックから先に失点してしまいます。浦和の激しいプレスに思うようにボールを動かせない川崎。パスが微妙にズレて、ボールも人も回らない時間帯が続きました。急きょ 左サイドバックに入ることになった塚川は機能せず、ボールを奪われるプレーを連発。前半は川崎が攻撃の糸口を見つけることが出来ないまま終えます。

試合を通して川崎のコーナーキックが無いと思っていたところ、62分に1本目のコーナーキックを得ます。脇坂泰斗が蹴ったボールに家長昭博が頭で合わせて1ー1の同点にします。得意のパスワークが封じられてもセットプレーで追いつく川崎の地力の強さを見せつけられました。

そして同点ゴールからわずか2分後の64分、塚川のスルーパスから脇坂がドリブル突破から山根視来の強烈な逆転弾が決まります。前半途中から慣れないポジションに入った塚川でしたが、フィジカルの強さを見せて酒井宏樹を抑えて出した脇坂への絶妙なパス。このパスが最大の勝因だったと思いました。試合後、後半から開き直ってプレーしたと語った塚川が逆転ゴールを演出したのです。

さすが3連覇を狙う王者「川崎フロンターレ」。総力戦を強いられる厳しい状況ながらも勝ち点を重ね「3勝1分け」で「勝ち点9」。開幕4試合で早くも首位に立ちました。

【浦和】新生レッズ 進化の途中

浦和レッズ」は開幕から熱く闘っています。レッズサポが掲げる「男なら…」という横断幕とおりの試合をしていると感じました。ロドリゲス監督に送り出されたイレブンは、川崎に自由な時間を与えないように全員が連動してプレスをかけ続けるという任務をしっかりと遂行していました。

そして33分、馬渡和彰のフリーキックから岩波拓也が頭で上手く合わせてゴールネットを揺らします。直前に打ち合わせのしていた馬渡と岩波、狙い通りのセットプレーで先手を取ります。キーパーのチョン ソンリョンは一歩も動けないほどの鮮やかなゴールが決まりました。

川崎が息を吹き返す前に追加点を奪えば勝てる試合だったのかもしれないが、90分を通して強度の高いプレーをし続けるのは難しいのがサッカーというものなのか。62分、64分と立て続けに失点をしての逆転負け。68分にキャスパー ユンカー、松崎快、大久保智明と3選手を同時に投入して反撃のチャンスをうかがましたが、浦和にゴールは生まれませんでした。

「浦和レッズ」は、2018年シーズン以来となる開幕4試合で勝利なく「1分け3敗」※2018年の最終順位は5位。王者・川崎を相手にしたとは言え、この状況にレッズサポは、きっと試合後にブーイングするんだろうなと思っていたのですが、チームを鼓舞するような雰囲気だったので安心しました。ロドリゲス監督の目指している方向性は間違っていないはず。目先の結果にとらわれずに次の試合の勝利を求めていく、そんな浦和レッズに大きな勇気を与える大きな拍手だったと思います。

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