ホームスタジアム照明改修
クラブ運営にはお金は大事だよー💴
「アスルクラロ沼津・J退会危機 存続をかけた大一番」という衝撃的なキャッチコピーでクラブの存続を訴えています。これまで全国に拡大し続けていたJリーグクラブでしたが、J退会危機が迫っているクラブがあります。これからのJリーグに警鐘を鳴らす事態が起きています。
静岡県沼津市が本拠地とする「アスルクラロ沼津」。クラブの母体である「アスルクラロスルガ株式会社」は、子供向けサッカー教室から始まり、今では新体操、チア、テニス、陸上、最近ではフェンシングなど多種目を展開し30年以上、地域スポーツの一翼を担ってまいりました。2017年にはトップチームがJリーグに参入し、静岡県東部初のJリーグクラブとなりました。
現ホームスタジアムである静岡県営愛鷹広域公園多目的競技場(以下、愛鷹(あしたか)競技場)の夜間照明は現在「500ルクス」の明るさであり、Jリーグ基準「1,500ルクス」を満たしておらず、早期の改修が実現できなければ「2023シーズン以降はJリーグライセンスが発行されない見通し」です。(一部HPから抜粋)
2023シーズン以降ということは、ライセンスの失効期限が目前に迫ってるようです。クラブとしては必要としている改修を行い、完成後の照明設備は静岡県へ譲渡するという決断をしています。その改修費用は「約1億円」💴
「2022年3月末日」まで、クラブは照明設備の改修費用などに充てるためのクラウドファンディングを立ち上げています。3月20日に当初の目標金額である「3,000万円」は達成(スゴイ!)しているのですが、さらなる支援を呼び掛けています。
現地の照明を見てきた
もっと光が欲しいのじゃー🌟
2022年3月27日「愛鷹広域公園多目的競技場」で行われた「J3リーグ 第3節 アスルクラロ沼津 vs. FC岐阜」を現地で観戦してきました。このスタジアムはいつだったかの「SBSカップ 国際ユースサッカー」を観に行った以来の来訪となった私。沼津の市街地から車で20分ほどの距離(約6.4km)の山あいにある県営の陸上競技場で26年前の1996年に開場しています。四半世紀以上も経過している設備なのであちこち改修の必要があるようです。
現地に訪れるとメインスタンド側から見える照明設備が2基。地方の陸上競技場でよく見かける照明設備ですが、これではJリーグ規定の3分の1となる「500ルクス」しか照らすことが出来ない。
室内での蛍光灯と同じくらいの明るさでは、さすがにナイトゲームを行えないですね。それにしてもその改修費用が「約1億円」って…なんちゅう見積額やねん。
「totoBIG」で1等が当選した時にはどーんと寄付しようと思っていたのですが、今週末に開催回では6等の「300円」だったので、その夢は叶わず…
Jリーグクラブがある街
街にJクラブがある幸せ⚽
沼津駅に着いた時に「FC岐阜」のユニフォームに身をまとった人たちを見かけて、とても幸せな気持ちになりました。この人たちは応援するチームが「アスロクラロ沼津」との試合がなかったら、きっとユニフォームを着てこの地にたどり着くことは無かったと思います。街にJクラブがあってこその風景がそこにあったのです。
それにしても沼津駅からのスタジアムまでの直通バス、まだまだコロナ禍だと言うのにぎゅうぎゅう過ぎ。駅から遠いスタジアムの課題だとは思いますが、何とか解消をお願いしたいです。もちろん照明の改修は必要だとは思いますが、こういうところにも気を配って欲しいですね。
「愛鷹広域公園多目的競技場」はイベントやグルメなどで多くの賑わいが出来てました。少子高齢化、人口減少による地方都市の衰退が進む社会にとって、かけがえのない貴重な資源なのではないでしょうか。街にJクラブがあるから人々は集まり、そこに賑わいが出来るのだと改めて感じました。クラブが掲げるスローガン「全力アスル」のもと、次の30年に向けて新しいステージに挑戦するクラブに支援が集まって欲しいものです。