ついにJ1とJ2による入れ替れが始まりました⚽🔃⚽
1999年シーズンは、「J1」と「J2」の2部制で戦う初めてのシーズンで、ついに戦績による「入れ替え」が導入されたシーズンでもあります。
入れ替えは「自動昇格」「自動降格」が「2枠」設定され、「J1」の年間順位の下位2チームと「J2」の上位2チームとで入れ替えになります。これまで増え続けていた「J1」クラブが初めて少なくなるという恐怖のシステムが導入された年でした。
参加クラブは、1998年のシーズンに参加した18チームのうち、「横浜マリノス」が吸収合併した「横浜フリューゲルス」が「横浜F・マリノス」となり、「J1参入決定戦」の結果により、「J2」に降格となった「コンサドーレ札幌」を除いた「全16チーム」で戦うシーズンとなりました😃
1993年の開幕から参戦していた「オリジナル10」である「浦和レッズ」が「ベルマーレ平塚」とともに、Jリーグ史上初めて「J2」に降格してしまいました😭
この年の4月ナイジェリアで行われた「1999 FIFAワールドユース選手権」に若き日本代表が出場。「Jリーグ」を舞台に活躍していた「小野伸二(浦和)」「稲本潤一(G大阪)」「遠藤保仁(京都)」「高原直泰(磐田)」「中田浩二(鹿島)」「本山雅志(鹿島)」「小笠原満男(鹿島)」「酒井友之(市原)」「加地亮(C大阪)」らのメンバーは「ゴールデンエイジ(黄金世代)」と呼ばれました。そして監督はA代表と兼任した「フィリップ・トルシエ」でした。
グループステージを「2勝1分」で1位通過。ラウンド16のポルトガル戦では、PK戦にもつれこむ試合を制し、準々決勝ではメキシコを2-0、準決勝でもウルグアイを2-1で勝利して決勝進出。
FIFA主催の世界大会において日本代表が、男女全ての年代を通じて初めて決勝に進みました。
スペインとの決勝は、「小野伸二」出場停止が不在の影響が大きかったようで0-4で敗れ準優勝。しかし「小野伸二」と「本山雅志」はベストイレブンに選出されました。
J2リーグ初年度の参加クラブは「10」での4回戦総当たりでの全180試合。このうち「コンサドーレ札幌」と「川崎フロンターレ」は、前年の「J1参入決定戦」の結果で「J2」参入が決まった。
初年度となった「J2リーグ」は、「川崎フロンターレ」が優勝し「FC東京」が2位となり、「J1昇格」を決めました。長年ライバル関係だった両チームによる「多摩川クラシコ」(2007年に命名)が、「J1」の舞台へ昇格するのでした🔥
1999年シーズンのJ1は、16チームによる「ホーム・アンド・アウェー」2回戦総あたりの「2ステージ制」。
これまで完全決着方式で行われてましたが、このシーズンから「PK戦」廃止され「延長戦」でも決着が付かない場合は引き分けとなり、勝ち点は90分勝利が「3」、延長戦勝利は「2」、引き分けの場合は両チームに「1」というレギュレーションに変更されました⚽
年間王者を懸けた「静岡ダービー」は熱く盛り上がりました🔥
99年11月27日「世界で一番悲しいⅤゴール」と呼ばれるゴールが生まれた日😭
1993年の開幕から参加していた「浦和レッズ」が、この年から導入された「J2自動降格」のなってしまいました。2万人を超える観客が集まったホーム・駒場スタジアムでの「浦和レッズ vs. サンフレッチェ広島」。この試合は「0-0」で90分を終えました。
残留争いをしていた「アビスパ福岡」と「ジェフ市原」の90分での結果により、浦和が延長勝ちしても福岡や市原と勝ち点で並ぶのですが、得失点差で下回るため、この時点ですでに「浦和レッズ」の「J2降格」が決定してました😭
81分に途中出場した「福田正博」が、106分にⅤゴールを決めて試合には勝利したのですが…その「世界で一番悲しいⅤゴール」について「2’33″」から本人が語っていますので是非ともご覧ください💻
99年11月3日に国立霞ヶ丘競技場で行われた「ヤマザキナビスコカップ決勝戦 柏レイソル vs. 鹿島アントラーズ」の一戦。鹿島1点リードで迎えた終了間際、柏の「渡辺毅」が劇的な同点ゴールを決めて試合は延長戦へ。
そしてPK戦も5人では決着つかず、鹿島6人目キッカー「小笠原満男」が「吉田宗弘」にセーブされてしまいます。柏6人目の「萩村滋則」が決着をつけます。1995年からJ1に参戦している「柏レイソル」が、初めてJリーグのタイトルを手にしました🏆
「博多の森」での死闘からからおよそ1年…1999年11月5日の「等々力陸上競技場」は歓喜に沸きました。「川崎フロンターレ」のJ1昇格がかかったホーム 等々力での試合。
川崎は63分にオウンゴールで先制しますが、その直後に鳥栖の「小林悟」に同点ゴールを決められてしまいます。同点で迎えた延長戦、104分に「浦田尚希」がVゴール!!
「川崎フロンターレ」が悲願だったJ1昇格を手にします。今にして思えば、これが「等々力劇場」の第1幕だったのかもしれません🎬