第39回 多摩川クラシコ
祝・J開幕戦観戦記@等々力⚽
いよいよ30年目のJリーグが開幕!しかも多摩川を挟んだ「川崎フロンターレ」と「FC東京」が激突する「多摩川クラシコ」が記念すべき2022年の開幕カードでした⚽ともにJ2だった1994年4月4日に対戦したのを第1回として今回が第39回目の「多摩川クラシコ」。これまでリーグ戦38回の対戦成績は、川崎の「19勝9分10敗」。最近では川崎が5連勝中と大きく差を広げています😲
先着15,000名に配布された純烈のコンサートでおなじみの光の声援「サイリウムライト」。「フライデーナイトJリーグ」を盛り上げるペンライトでキックオフ前のスタジアムは彩られました🌟
川崎フロンターレ vs. FC東京
⚽川崎フロンターレ 1-0 FC東京
🗾等々力陸上競技場
🎫17,544人
川崎:レアンドロ ダミアン(81分)
3連覇を狙う川崎の開幕戦
3連覇を狙う「川崎フロンターレ」。先週の「富士フィルムスーパーカップ」で「浦和レッズ」に敗れてしまった川崎。新加入の「チャナティップ」をサイドではなくインサイドに配置して、新たな攻撃の核にしようするメンバー構成でした。
狙い通りに序盤は攻守にわたり「チャナティップ」が躍動します。さらに左サイドの「マルシーニョ」が何度も「渡邊凌磨」の裏に抜けて決定機を演出する展開。先制点は時間の問題かと思っていたのですが、FC東京の新守護神「ヤクブ スウォビィク」が好セーブに阻まれてしまいます。
川崎が優位に試合を進めていくのかと思って観戦していましたが、想像以上にFC東京の最後の砦を崩せない時間帯が続きます。62分にここまで攻撃をけん引してきた「チャナティップ」「マルシーニョ」を下げて「知念慶」と「塚川孝輝」を投入すると攻撃が停滞してしまいます。
しかし76分に投入された「遠野大弥」が試合の流れを大きく変えました。79分に狭い局面を抜け出しシュート。これは「ヤクブ スウォビィク」にセーブされますが、自ら得たコーナーキックを蹴ったボールにニアで合わせて「レアンドロ ダミアン」が川崎が先制!
川崎1点リードで迎えた試合終盤はFC東京による怒涛の攻撃。その攻撃の芽を摘む「レアンドロ ダミアン」が気持ちの入った守備をする姿。さすが 昨シーズンの得点王でもありMVP選手。もちろんこの試合の「あんたが大賞」は彼でした。
新生FC東京を証明した一戦
結果だけみると「0-1」の敗戦。「多摩川クラシコ」6連敗になってしまったFC東京。しかしながら「アルベル新監督」によるFC東京の新たな船出となる開幕戦としては素晴らしい出来だったように思えます。試合後、サポーターに挨拶をする選手たちに送られた温かい大きな拍手がこの試合のすべてを語っていました。
新型コロナウイルスの陽性者が出てしまい苦肉のスタメンとなったFC東京。そんな状況の中、年末年始の高校サッカー選手権で「青森山田」のエースとして活躍、優勝メンバーでもある「松木玖生」が開幕戦でのスタメンの座をつかんだ。
実力があるとは思いますが、このチャンスをつかむという彼自身の強運さを感じた。28分のシュートは「チョン ソンリョン」に止められてしまいプロ初ゴールを決められませんでしたが、王者相手に果敢に挑んでいく姿に大きな可能性を感じました。
それにしても真冬の夜の等々力で「長友佑都」の鍛え上げられた肉体美を見られるとは思いませんでした。DAZN中継では解説の水沼貴史さんが思わず「サービス」とつぶやいてしますほどのパーフェクトボディーの披露になりました。
Jリーグではユニフォーム要項に「アンダーシャツはシャツの各袖と主たる色と同じ色で1色とすること。またはシャツの各袖とまったく色の柄にすること」と書かれており規定違反となったようです。とにもかくにもまさか本人もピッチサイドで裸体をさらすことになるとは思いもよらなかったでしょう。