代表戦の観客が4,980人って…
日本サッカー協会の惨敗⚽
2022年7月19日「県立カシマサッカースタジアム」で行われた「EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会 日本代表 vs. 香港代表」を現地観戦してきました⚽
試合は国内組を中心とした日本代表、いわばJリーグオールスターズが、格下の香港代表相手に「6-0」で勝利。しかし集客面では惨敗となる大失態を演じる結果となりました。
平日火曜夜、そしてカシマサッカースタジアムで行われたといったことが影響したのか、そのあまりにもひどい集客力、観客数が「4,980人」って…
空席だらけのゴール裏に設置された「声出し応援エリア」は、予想以上に感染リスクが低い状態となり安心してサッカー観戦が出来ていました。
国内組で編成された選手たちの活躍、FIFAワールドカップ大会への最後のアピールの場としての貴重な試合となるはずの国際試合だったのですが…そんなことを忘れるほどのガラガラなスタジアムでした。
SAMUAI BLUE&なでしこ 同日開催
この日は男子代表と女子代表が同日に同会場で開催されました。普段女子サッカーを見る機会がない人たちにとって貴重な観戦になるのだろうと思って、当日スタジアムに足を運びました。
都心からクルマでおよそ2時間、距離にして100kmほど。およそ平日の仕事終わりにふらっと行ける場所ではありません。女子代表の試合が16時、男子は19時20分キックオフでは、よっぽどのサッカー好きか、関係者しか現地を訪れませんね。
今回初めて鹿島神宮駅から大洗鉄道に乗り換えて、サッカー開催時のみの臨時駅となる「鹿島サッカースタジアム駅」を目指しました。
女子の試合のキックオフ時間が16時だったで、15時43分に到着する電車だと混んじゃうのかなと思っていたのですが、車内も駅を降りてもぜんぜん人がいない。「今日サッカーありますよね?」と駅員に聞きたいくらいの雰囲気でした。
女子の「日本代表vs.韓国代表」のキックオフを少し過ぎた時間に、カテゴリー3のホームバックスタンドにたどり付きました。平日の16時という時間なので空席が目立つのは仕方ないのですが、女子の観客数は「2,221人」
体感としては関係者のみの無観客試合といったところ。静まり返ったスタジアムで響き渡る声、プレーしている選手たち、きっとテンション上がらないんだろうなと思いながらの観戦となりました。
さすがに19時20分のキックオフ時間までには、もう少し観客が増えるんだろう思っていたのですが、各売店、グッズストア、イベント会場、コンコースのどこを見ても人いない。ぜんぜん席が埋まらない。
今回は国際試合ということで、いろいろと事情があるとは思うが、試合の勝敗や内容とは別にして、主催する「公益財団法人日本サッカー協会」のイベントとして大惨敗を目の当たりしてしまいました。
⚽日本代表 6-0 香港代表
🗾カシマサッカースタジアム
🎫4,989人
日本:相馬 勇紀(2分,55分)町野 修斗(20分,57分)西村 拓真 (22分,40分)
イベントとしての問題点
今回の代表戦においては「5W1H」が完全に欠如していました。「いつ、どこで、誰が、なにを、なぜ、どのように」というビジネスの基本をまったく考慮せずに強行した国際試合の招致、そして開催。日本サッカー協会の無策な国際試合にがっかりさせられました。
3連休終わりの夏休み前の火曜夜、都心から100kmほど離れたカシマスタジアムで、国内組(しかも鹿島アントラーズの選手が選出されず)の日本代表の試合を現地観戦する人が、どれだけいますか?っていう話です。
せめてここで開催するなら「鹿島アントラーズ」の選手を選出するべきでした。スタンドで見かけたアントラーズのユニフォーム姿の鹿島サポはどういう気持ちでこの試合を観戦していたことか…
この試合、両チームのゴール裏に声出し応援が設置されました。久しぶりに聞いた日本代表のチャントは感激したのですが、対戦相手の香港代表側に設置されていたエリアで観戦していたのは何と「6人」。香港代表への熱い声援、お疲れ様でした。
カシマスタジアムといえばスタグルの聖地です。アントラーズ戦ではコンコースにある各売店に行列が絶えることなくにぎわっています。しかしこの日は観戦後に目にしたのは衝撃の売れ残り‼
その量の多さに驚愕した私は、値引きされた人気メニューの「もつ煮」「ビーフシチュー」「ハラミメシ」などをテイクアウトしました。
売店も代表戦でまさか5,000人以下しか集客しないとは思いもよらなかった様子でした。少しばかりではありますが、在庫処分に貢献させて頂きました。
そう言えば日本サッカー協会って、昨年「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて取り組みをさらに強化するって話ですよね?大量に売れ残った食材の数々、どう思っているのでしょうか。